
しおさとまつり
2018-01-14 (日)
しおさとまつりでは、玉野の塩づくりとまちづくりに関係する新作狂言を作り、上演しています。
今年は、入浜式塩田の過酷な労働から浜子たちを解放したいと願っていた、ナイカイ塩業㈱の元社長・春藤武平氏が枝条架流下式塩田法を開発し、浜子たちから重労働を開放するにことに成功した物語を採り上げます。お楽しみに!
◎ 時間:14:00開演(13:30開場)
◎ 場所:荘内市民センター2Fホール(玉野市用吉1186-1、TEL:0863-71-1522)
◎ プログラム:
◆ 古典狂言「飛越」:(約20分)
a. 粗筋:新発意(しんぱち:出家して間もない少年)と檀家の二人が茶会に向かう道中、小さな川があって飛び越えなければならない。檀家はサクッと飛び越えるのだが、新発意は走ったり、目を閉じたりして飛び越えようとするのだが、、、
b. 配役:新発意;西村秀子、檀家;脇坂和子
◆ 古典狂言「二九一八」:(約15分)
a. 粗筋:妻のいない男は、いつまでも独り身ではなるまいと、妻乞いの祈りをしに清水の観世音に参詣する。すると、西門の一の階に立った者を妻にすべしとのお告げがあった。早速西門に行くと、高貴ないでたちの女性を見つける。男は、声を掛けるのだが、、、
b. 配役:男;成山佳子、女;田中宣史
◆ 古典狂言「萩大名」:(約20分)
a. 粗筋:訴訟事のため永らく在京していた田舎大名は、訴訟も無事に済み近々帰国することとなる。都の名残に遊山に出掛けようと太郎冠者に相談する。太郎冠者は、宮城野の萩が盛りの庭見物を提案する。その庭の持ち主は大の当座(=即興の和歌を詠むこと)好きで、見物客に所望すると言います。歌を詠む嗜みのない大名に、召使いは一計を案じ、和歌のカンニング法を伝授するのですが・・・。
b. 配役:太郎冠者;相澤恵子、大名;斉藤章夫、庭の主人;成瀬和惠
◆ 新作狂言「枝条架物語」:(約20分)
a. 粗筋:台湾塩業開発から5年振りに帰国した春藤武平は、昔ながらの入浜式塩田の過酷な作業を何とか楽にさせたいと思っていた。当時、国内やヨーロッパで枝条架方式の塩田が検討されていたが中々上手く行ってなかったため、何とか自分が成功させると浜子たちに約束をした。ある日、下津井に行った武平は、そこで地引網が干してあるのを見て、、、、
b. 配役:番頭・春藤武平:成山佳子、浜子頭:斉藤章夫、浜子壱:相澤恵子、浜子弐:脇坂和子、手代甲:田中宣氏、手代乙:成瀬和惠、手代丙:西村秀子
◆ プロ狂言師による古典狂言「水掛婿」:(約20分)
a. 粗筋:水田を見回りにやって来た舅は、自分の田に水がないことに驚く。よく見れば隣に田を持つ娘聟が、畦を切って自分の田へ水を引き入れている様子。見兼ねた舅は聟を待ち伏せて意見をするが、忠告はやがて口論となり互いに身勝手な持論を展開。そこへ騒ぎを聞きつけ仲裁にやってきた娘までも巻き込んで・・・。
b. 配役:(舅)田賀屋夙生、(婿)鈴木 実、(嫁)田辺大蔵
◎ チケット取扱:メルカカウンター、MMK事務所(東山ビル3F)、Comuni Space 「uz」
◎ 主催、後援など
主催:玉野しおさい狂言会
共催:玉野みなと芸術フェスタ2017実行委員会
協力:田賀屋狂言会
後援:玉野市、玉野市教育委員会、玉野市文化協会、(財)玉野産業振興公社、(公社)玉野市観光協会、玉野商工会議所、玉野商工会議所青年部、玉野商工会議所女性会、玉野市商店団体連合会、玉野市コミュニティ協議会、玉野市女性団体連絡協議会、三井造船㈱玉野事業所、三井造船玉野協力会、連合岡山玉野地区協議会、山陽新聞社、倉敷ケーブルテレビ
玉野しおさい狂言会
田賀屋狂言会
https://www.facebook.com/tamanominartfest/
入場料:大人/前売り1,000円、(当日1,500円)、
学生(大学生以下)/前売り、当日とも500円
児童(小学生以下)/無料
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