
うの狂言-宇野港ものがたり-
2014-11-24 (月)
第八代岡山県知事・檜垣直右は、岡山県政百年の大計として、広潟塩田を開墾して宇野築港を行いました。今年は、この宇野築港を題材とした新作狂言「しおさとの港づくり」を公演します。また、古典として親しまれている狂言「蝸牛」と「棒縛り」をご披露します。玉野の狂言と塩づくりの里を、大笑いでお楽しみください。
■ 日時:11月24日(月)14:00開演(13:30開場)
■ 場所:玉野市文化会館1Fホール
■ プログラム
・古典「蝸牛」(カギュウ)
・古典「棒縛り」(ボウシバリ)
・新作「しおさとの港づくり」
・古典「酢薑」(スハジカミ)
■ あらすじ
・「蝸牛」:長寿の薬になるという蝸牛を探しに来た太郎冠者。しかし、蝸牛を見たことがない。主人から聞いていた蝸牛の特徴は、「頭が黒く、腰に貝を付け、折々に角を出し、藪にいる。」藪に休んでいた、黒い兜巾を被った山伏を見て、太郎冠者は、、、
・「棒縛り」:酒好きな太郎冠者・次郎冠者の二人は、主人が留守になるといつも酒蔵の酒を盗み飲みする。一計を案じた主人は、太郎冠者と共に次郎冠者を棒に縛り付ける。これを笑っていた太郎冠者もまた後ろ手に縛られる。主人は出掛け、残された二人。やはり酒が飲みたい。そして、、、
・「しおさとの港づくり」:岡山県令・檜垣直右は、四国への玄関口にしようと宇野の地に大きな港を造っていた。まさに岡山百年の大計。しかし、普請場を訪れた県令の下へ、近郷村々から訴訟者がやってきて、、、
・「酢薑」都へ上ってゆく途中、摂津の国の薑売と和泉の国の酢売が行き合う。街道に着くと酢売りが商売を始める。自分の許し無しに商売を始めるとは何事だと主張した薑売が、「からい」にかけて「からく天皇の御時、、、と薑の由来を語って聞かせる。これに対して酢売は、、、
■ 主催:玉野しおさい狂言会
■ 共催:玉野みなと芸術フェスタ2014実行委員会 NPO法人スマイルネット玉情協 田賀屋狂言会
■ 後援:玉野市 玉野市教育委員会 玉野みなと芸術フェスタ実行委員会後援団体
・古典「蝸牛」:小坂運子、塩崎テツミ、田中宣史
・古典「棒縛り」:斉藤章夫、成山佳子、相澤恵子
・新作「しおさとの港づくり」:斉藤章夫、田中宣史、成山佳子、三宅一典、塩崎テツミ、相澤恵子
・古典「酢薑」:田賀屋夙生、井口竜也
田賀屋夙生氏プロフィール
笠岡市在住の狂言師。1980年、四世茂山千作氏(人間国宝)、十三世茂山千五郎氏に師事。1989年より「田賀屋狂言会」を主宰。岡山県芸術文化賞審査委員を務めるなど、岡山を中心に精力的に狂言普及活動を行い、海外でも高い評価を得ている。2009年より玉野しおさい狂言会を指導する。
https://www.facebook.com/events/332768510226595/
入場料:大人(大学生以上)/前売り1,000円(当日1,500円)
中人(高校生以下)/前売り、当日とも500円
小人(小学生以下)/無料
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