
しめ縄造り
2020-12-12 (土)
「明神鼻の春夏秋冬」という活動にとって、しめ縄造りは一年を締めくくり、翌年へ繫ぐかなめの行事です。明神鼻のしめ縄造りは、今年6回目となります。
時間:13:30~15:00
場所:日比5丁目の駐車場
しめ縄造りの手順
1:藁にジョウロで水を打ち、木槌で藁の繊維を切らないように叩いて柔らかくなめす。
2:しめ縄の太さに合わせて1束の量を決め、その端を銅線でしっかりと固定する。
3:固定した束を均等に3つに分け、まず2つを綯っていく。藁を継ぎ足す際、2本の藁束が交差する所でしっかりと締める。
4:2本が綯い終わると、3本目の藁束を巻きつけ、でき上がったしめ縄の端を固定する。
5:継ぎ足す際に飛び出した藁をハサミで剪定し整えてしめ縄完成。
手順の詳細
1:藁を柔らかくなめす
藁は叩いておかないと綯う際に馴染まず、折れてしまうので欠かせない行程ですが、木槌を振り上げる腕は10分もすると重くなり、干されている束を見ると気が遠くなります。若い人のの頑張りがあると助かります。
2:しめ縄の制作
しめ縄の直径を今年は10センチくらいとやや細めにします。先ずは藁の端に銅線を巻きペンチで締め上げて固定します。縄をなう際には、銅線で固定した部分を持つ人、継ぎ足すための藁を揃え均等な量を渡す人、最初になっていく藁2本にそれぞれ一人の合計4人で息を合わせてなっていきます。サポート役が居れば尚いいですが、今年は細い縄なので4人で大丈夫と思います。ペースが上がってくると、藁を叩く担当の腕が悲鳴を上げます。交代要員が必要です。
4:3本目の藁束を巻き付けしめ縄の完成
2本の藁束を綯い終えると、3本目の藁束を藁を継ぎ足しながら巻きつけて注連縄を造ります。この時、一つ飛ばしに溝へしっかりと沿わせて完成です。
5:飛び出した藁の剪定
剪定バサミで藁の束をサクサクと整えると、しめ縄の風格が出ます。
今年は、コロナの影響もあるため、従来直径20センチくらいだったしめ縄を10センチくらいに細くして、短時間で完成するようにします。
参加者は、必ずマスク着用でお願いします。恐れ入りますが、検温もさせていただきます。
完成したしめ縄は、岬へと通じる階段を3人で担いで登ります。毎年感じることですが、その様子はさながら山道を這い登る大蛇のようです。この日は、しめ縄を小屋において終了です。
正月、小屋の正面の木立にしめ縄を渡します。木の枝に掛けておいたロープにしめ縄の両端を結び、ロープを引きあげると7メートルのしめ縄が徐々に空へと登ります。しめ縄の大蛇が古巣である大槌島をながめます。小屋からの視線の高さを調節して展張すると、大鎚島に通じる、新しい海の参道の完成です。メンバーは大鎚島へ手を合わせ、新年の誓いと願いをお祈りします。この新年参拝は、1月23日(土)を予定しています。
主催:明神鼻の小屋実行委員会
http://myoujin-coya.main.jp/
参加無料
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