
しおさとまつり玉野公演
2024-03-10 (日)
歴史と文化を笑いで紡ぐ、玉野しおさい狂言会玉野公演「しおさとまつり」
「しおさとまつり」は、玉野の歴史や文化を狂言という日本古来の伝統芸能によって笑いながら学び笑いながら伝え、しおさと玉野の様々な物語を語りつぎ、玉野への愛着を深めてもらいたいと願っています。
開演日時:令和6年3月10日(日)14:00開演(13:30開場)
会場:玉野市立荘内市民センター2階ホール
公演番組:
古典狂言:
『梟』(フクロウ):山から帰って以来具合の悪くなった兄が心配な弟は、法印に兄の病を治してくれるよう頼む。話によると兄は山で梟の巣を下ろしたという。法印は梟が憑りついたものと察し、梟の嫌う烏の印を結ぶ。しかし、一心不乱に祈るも兄は鳴き続け、具合が良くなるどころか増々酷くなる。力尽きた法印は・・・
『二人袴』(フタリバカマ):聟入りする聟は不安で、兄についてきてもらう。聟は舅の家の前で袴を着け、舅に会う。舅の家の太郎冠者が兄を見つけると、舅はすぐ呼べと言う。聟は門前で兄に袴を渡し、今度は兄が舅に会う。2人は一つの袴を交互に着て舅の前に出るが、やがて袴が前後に裂ける。2人は夫々裂けた袴を前に当て・・・
新作狂言:
『鳥人幸吉物語』(チョウジンコウキチモノガタリ):幸吉は腕の立つ表具屋として岡山城下で評判であったが、鳩と遊んでいるうち空を飛びたいと思い、秘かに試験飛行をしていた。それを知った弟弥作は、お役人に咎められるからと堅く止めるように言った。町衆の人々が夏の奈良茶の夕涼みをしていると、京橋から飛び立った幸吉の姿を見て人々は・・・
原作:広坂武昌(玉野しおさい狂言会顧問)
プロ狂言師番組:
『金藤左衛門』(キントウザエモン)山賊の金藤左衛門が張っている所に、道に迷った女が通りかかった。山賊は長刀を振るって脅し、土産の入った持ち物を奪う。喜んで品定めをしている隙に女は長刀を奪い取る。今度は逆に山賊を脅し、自分の品を取り返したばかりか、山賊の脇差を奪い身ぐるみ剥いで持ち去る。あとを追う山賊は、、、
チケット取扱い:(公社)玉野市観光協会(玉野産業振興ビル1階)、玉野観光案内所(宇野駅構内)
お問合せ:090-5260-9057(斉藤)
トピックス 「後楽園開園記念日公演」、令和6年3月2日(土)11:00~、会場/岡山後楽園能舞台
会員募集中 私たちと一緒に狂言を楽しみませんか?月に1,2回のペースで練習しています。お気軽にご相談ください。連絡先:090-5260-9057(斉藤)
『梟』:法印/斉藤章夫 弟/成瀬和惠 兄/田中宣史
『二人袴』:聟/相澤恵子 舅/脇坂和子 太郎冠者/西村秀子 兄/成山佳子
『鳥人幸吉物語』:幸吉/小坂運子 弟弥作/成山佳子 町屋主人/田中宣史、番頭/相澤恵子 丁稚一/成瀬和惠 丁稚二/西村秀子、丁稚三/脇坂和子 後見/広坂武昌
『金藤左衛門』:山賊/田賀屋夙生 女/島田洋海
田賀屋夙生師:
笠岡市在住の狂言師。1980年四世茂山千作師(故人)、十三世茂山千五郎師(故人)に師事。1989年より「田賀屋狂言会」を主宰。岡山県芸術文化賞審査委員を務めるなど岡山を中心に精力的に狂言普及活動を行い、海外でも高い評価を得ている。2009年より「玉野しおさい狂言会」を指導。2022年永年の狂言普及活動に対し文部科学大臣表彰を受ける。
島田洋海師
田賀屋夙生師の次男。2002年十三世茂山千五郎師(故人)に入門、師事する。同年京都能楽養成会入会。修行中は日本一忙しい書生を自負し日々精進する。2009年4月京都能楽養成会を卒業し独立。2019年3月極重習の『釣狐』を拓く。2023年9月田賀屋氏に続き岡山で2番目、28年振りに『釣狐』を公演。現在京都を中心に活動しつつ、岡山周辺にも狂言普及のために活動の場を拡げている。
https://www.facebook.com/tamanominartfest
入場料:一般/1,500円、学生(大学~小学生)/500円、乳幼児/無料
玉野市立荘内市民センター:日曜・祝日・年末年始
< 戻る