
石田彩作品展「うつろう色」
2025-04-02 (水)〜2025-05-30 (金)
色彩が織りなす、ガラスのゆらぎ「うつろう色」
UNO HOTEL GALLERYにて、石田彩作品展「うつろう色」を開催します。
粉状の色ガラスを幾重にも重ね、焼き付け、削り出すことで生まれる繊細なグラデーションと独特の質感。
岡山市にアトリエを構えるガラス作家・石田彩(いしだたみ)さんは、倉敷芸術科学大学でガラスを学び、卒業制作ではカットガラスの研究・復元に取り組まれました。その後、ガラスへの理解を深めるために英国へ留学。現在は吹きガラスの技法と削りを組み合わせ、色彩の奥行きや光の揺らぎを探求し続けています。
「うつろう色」では、石田さんが生み出す透明感あふれる作品を展示。
幾重にも重なる色の層が織りなす深み、削りによって生まれる繊細な表情を、ぜひ会場でご体感ください。
※ 作品の購入も可能です。スタッフまでお申し付けください。
石田彩(いしだたみ)
1999 倉敷芸術科学大学 芸術学部工芸学科 ガラスコース 卒業
「ガラス工芸̶歴史と現在̶」岡山市立オリエント美術館
「古代ガラスの技と美」瀬戸市新世紀工芸館(愛知県) / 古代オリエント博物館(東京都)
2001 「ガラス工芸̶歴史から未来へ̶」岡山市立オリエント美術館
2011 「光とかたまり:ガラスの塊量表現」妖精の森ガラス美術館(岡山県)
2015 University for the Creative Arts MA Glass (UK) 修了
Stanislav Libensky Award 2015 大賞 プラハ, (チェコ)
2016 Red Dot Award 2016: Design Concept シンガポール
伊丹国際クラフト展 伊丹賞
吹きガラスをベースとして、カット、研磨で作品を制作しています。2015年からは吹きガラスの表面にパウダーガラスの層を重ねる作品の制作をしています。
今までの制作を振り返ってみると”技法”と”器”は私の大きなテーマであったと感じています。大学の卒業制作でサーサーン朝時代のカット碗を復元することに挑戦してから、縁あって技法や古い時代の器を研究するという経験をし、その時の経験が自身の制作の根底にずっとあるように思います。
古いガラスを研究していて惹かれたものは、両手のひらで包み込める大きさの小さな器や容器です。その小さな世界を作るユニークな技法の数々にいつも刺激を受け、またそんな作品を目指して制作をしています。
https://uno-hotel.com/post-11921/
入場無料
UNO HOTEL:年中無休
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