
玉野の盆踊り
2025-08-02 (土)〜2025-08-30 (土)
玉野市で行われている8月の盆踊りのスケジュールを紹介します。
1. 玉野まつり おどり大会 2025年8月2日(土)@玉野市役所西大通り
問合せ先 玉野まつり振興会
特徴 玉野市最大の盆踊り
2. 常山女軍供養祭 2025年8月11日(月)@常山山頂
問合せ先 常山観光協会
特徴 常山女軍の歌と踊りを奉納
3. 築港-夏まつり・盆踊り大会 2025年8月11日(月)@宇野中学校グラウンド
問合せ先 築港西コミュニティ協議会
特徴 やぐらを組んでの盆踊り
4. 玉の盆踊り 2025年8月12日(火)@玉市民センター駐車場
問合せ先 玉コミュニティ協議会
5. 精霊供養地踊り仮装大会 2025年8月17日(日)@日比観音院
問合せ先 地踊り保存会
特徴 参加者が多種多様な衣装に仮装して地踊りを披露
6. さくら公園盆踊り 2025年8月23日(土)@日比港3号緑地(さくら公園)
問合せ先 玉野市観光協会
特徴 夏の終わりの行事
7. BON ODORI 2025年8月30日(土)@UNO HOTEL前芝生広場
問合せ先 UNO HOTEL
特徴 外国人や留学生、観光客と楽しむ盆踊り大会
上記以外にも、玉野では各地区の夏祭りとして、盆踊りが盛んに行なわれています。
各地に伝承されている「盆おどり」は、お盆の13日から3日間西方浄土にいる祖先の霊が我が家に帰るので、これを歓迎し慰めるというのが第一の目的で始まりました。遊芸のようなものが禁止されたり圧迫されていた当時の庶民は、奉納の地芝居をやったり、お祭りを面白く仕組んだりしました。また、お日待ちやお大師講、お伊勢講、大神楽、盆おどりなど、神仏への信仰や供養という目的の他に、様々な工夫をして生活をより楽しいものにしていました。それが部落内に親密さの輪を広げ、いわば先人の生活の知恵として、次第に文化遺産となっていきました。
盆踊りの発祥時期は、音頭に唄われていた文句や調子踊りの振りなどから想像すると、江戸時代の末頃に始まったものと思われますが明確には分かっていません。また、この盆踊りの形式が多少の差こそあれ、近似性をもって児島半島一円に広がっていることは注目に値しますが、その発祥地についても分かっていません。
明治の初めに日比港の一部が埋め立てられ「新地」ができ、ここに遊郭が許可されて以来、盆おどりのフィナーレは花街の中でやっていたようで、踊り好きの若い衆が近郷から集まる要因にもなっていたようです。このため、日比の盆おどりが有名で、音頭や太鼓の調子が日比に最もよく残っていました。
「正調カッカラカ」は昭和57(1982)年3月、「玉野の盆おどり」として玉野市の無形文化財に指定されました。現在ではこの盆踊りを継承し伝播する原動力は、日比の地踊愛好会(玉野地踊り保存会の前身)です。因みに「地踊り」とは新しい玉野おどりと区別するための呼称で、「カッカラカ踊り」は新聞記者がつけた名前です。
カッカラカの基本的な構成要素は、力強い太鼓の「頭打ち」、櫓の上で番傘を片手に身振り手振りで「口説き」を唄う「音頭取り」、これに合わせる踊り子の「合いの手」です。これらが一体となってリズミカルな踊りを生み、笛や三味線のお囃子も加わることで盆踊り全体の雰囲気を高めています。地域によっては景品の配布やビンゴゲーム、夜店の出店など娯楽としての側面も強く打ち出され、地域住民にとって楽しい催し物として定着しています。
これからも玉野の盆踊りを文化遺産として定着させるために、全ての小中学校の運動会での演舞として取り上げたらいかがでしょうか?
写真は、毎年8月14日に明神鼻の丘にあるお菊明神の祠の前で、向日比地踊り保存会の方々がお菊さんの奉納盆踊りをされていたものです(2015年8月14日撮影)。
玉野市民
玉野に遊びに来た人たちならどなたでも
https://bunkashisan.ne.jp/bunkashisan/33_okayama/12779.html
参加無料
UNO HOTEL:年中無休
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