
常山合戦、鶴姫伝説大展示会
2026-03-25 (水)〜2026-03-29 (日)
時間:9:00~21:00(最終日のみ16:00まで)
会場:玉野市立図書館・中央公民館ギャラリー
岡山県教育委員会の誰もが行きたくなる学校づくり応援事業に参画し、活動資金を支援していただいて半年間、生徒のプロジェクトチームが活動を展開してきました。活動は次年度以降も続きますが、今年度の最後の活動で、玉野市立図書館で「常山合戦、鶴姫伝説大展示会」を開催します!
玉野の歴史、常山合戦鶴姫伝説を知り、岡山を盛り上げる今年度活動の集大成です。
常山城の戦いは、毛利氏と、織田信長に呼応して毛利氏から離反した備中の戦国大名・三村氏との間で起こった「天正備中兵乱」の最後の戦いです。城主・上野隆徳は三村氏とは血縁関係にあり、備前における三村氏の重要な拠点でした。毛利氏は三村氏の本拠である備中松山城を陥落、残る三村氏所縁の城を攻略し、最後に残ったのが常山城でした。
天正3年(1575)6月4日、毛利方の小早川隆景率いる大軍が常山城を包囲。城方の兵は僅か200人、多勢に無勢でした。上野隆徳は自ら鉄砲を持って応戦しましたが、6月7日城内に敵兵が侵入、落城は目前でした。落城を覚悟した隆徳は、一族の者たちと最後の酒宴を開きました。その後、隆徳の継母や長男、次男、妹らが次々と自害。隆徳の妻・鶴姫(三村元親の妹)は、甲冑を身につけ、長刀を携えて侍女34人と共に敵陣に切り込みました。奮戦虚しく、鶴姫は「これにて後生を弔ってくだされ」と言い残し、城内で自害。鶴姫の最期を見届けた上野隆徳も切腹、終に常山城は落城しました。
常山城はその後、毛利氏の支配下に置かれ、その後宇喜多氏の家臣・戸川秀安が城主となりました。常山城跡には今も、上野隆徳夫妻や鶴姫の侍女たち34人の供養塔が残されており、「常山女軍」の悲劇として語り継がれています。
鶴姫と女軍の戦いは、戦国時代において女性が自ら武装し、戦場に赴いた稀有な事例としてその歴史的意義は高く評価されます。鶴姫の行動は、単なる自決ではなく、一族の誇りと武士の義を貫くための勇敢な選択であったとされています。
常山城跡には、隆徳と鶴姫の墓を取り囲むように34人の女性たちの墓が今も残されており、彼女たちの壮絶な最期を今に伝えています。この供養塔は昭和12年(1937)に有志によって整備されたことをきっかけに、毎年お盆の時期(山の日)に「常山城女軍供養祭」が行われ、昨年(2025)51回目を迎えるなど、その物語は現代まで大切に継承されています。
常山城の歴史は、地域を巡る激しい争いとその中で生きた人々の悲劇と覚悟を今に伝える貴重な遺産であり、特に鶴姫と女軍の物語は、戦国時代の女性が単なる守られる存在ではなく、時には自ら運命を切り開く強い意志を持っていたことを示唆する重要な記録と言えます。地元の常山観光協会は女軍の意思を語り継いできたし、昨年、地域の大人達が常山の歴史文化を学ぶため「研究会」を結成し、荘内中学校では「常山を日本遺産にしたい」と活動をスタートしました。
今回展示は、荘内中学校の生徒たちの今年度活動の総決算ともいうべきものです。是非ご来場、ご覧いただきたいと思います。
市民としてもぜひ応援してあげたいと思います。
日本遺産が叶ったら、備中兵乱をNHKの大河ドラマに取り上げていただきたいと、切に願っています。
荘内中学校「常山合戦&鶴姫伝説日本遺産プロジェクト」
https://www.ednet.tamano.okayama.jp/jhs-shonai/
入場無料
玉野市立図書館・中央公民館:休館日:
毎週月曜日(月曜日が祝日と重なったときは開館し、直後の祝日以外の日に休館)
年末年始(12月29日~翌年1月3日)
特別整理期間(3月13日から3月16日)
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