
うの狂言「しおさとまつり」
2015-12-06 (日)
徳川将軍に謁見のため江戸参府の途中、玉野市日比港に立ち寄ったドイツ人医師・シーボルトは、入浜式塩田による優れた製塩法に感心しました。
今年は、その様子を題材にした新作狂言「しおさとの異人さん」を公演します。
また、古典として親しまれている狂言「盆山」、「腰祈」、「千鳥」をご披露します。
塩づくりの里・たまのの狂言を、大笑いでお楽しみください。
開演 14:00 (13:30開場)
盆山(ボンサン)
(あらすじ)近年、世間では盆山が大流行。男も所有はしているものの、今一つ気に入った盆山がない。また、知り合いの主人は、豪華な盆山を幾つも所有しているとのこと。男は一計を案じて、その知人宅の屋敷へ忍び込み、好みの盆山を無断で拝借することに・・・。
(出演)(男)斉藤章夫、(主人)西村秀子
腰祈(コシイノリ)
(あらすじ)永年の修行を済ませ帰郷した山伏は、久々に祖父のもとを訪ねる。すっかり腰の曲がった祖父(オオジ)を見て、山伏は修行の成果とばかりに、祈祷で腰を元に戻そうと試みるが、祈りが効き過ぎて・・・。
(出演)(祖父)小坂運子、(山伏)田中宣史、(太郎冠者)相澤恵子
千鳥(チドリ)
(あらすじ)主人から付けで酒を買ってこいと命じられた召使いだが、これまでの支払いが溜まっているため、酒屋もなかなか酒を譲らない。そこで召使いは津島祭の話を取り上げて、子どもたちが千鳥を捕る様子や、流鏑馬で馬を操る仕草を調子よく囃しながら、その隙に酒樽を持ち去ろうと試みるのだが・・・。
(出演)(太郎冠者)成山佳子、(酒屋)塩崎テツミ、(主人)成瀬和惠
新作狂言 しおさとのシーボルトさん
(あらすじ)南蛮医師シーボルトは、供の者とともに江戸参府のために長崎を出立、太宰府から宮島を経由し、汐待のために日比港に立ち寄った。そこで、塩づくりを観察したシーボルトは、土地の役人に売僧(マイス)と間違えられるが、、、
(出演)供の者甲(小坂運子)、供の者乙(成山佳子)、浜子壱(相澤恵子)、浜子弐(西村秀子)、浜子参(成瀬和惠)、大番頭(斉藤章夫)、小番頭(徳永郁子)
神鳴(カミナリ)
(あらすじ)都で流行らぬヤブ医者が、東国へ下ろうとする。その途中、突然雷鳴が鳴り渡り、目 の前に神鳴りが落ちてきた。腰を強く打った神鳴は、この医者に針治療をしてもらのだが・・・。
(出演)神鳴(田賀屋夙生)、医師(田辺大蔵)
主催:玉野しおさい狂言会
共催:玉野みなと芸術フェスタ2015実行委員会、田賀屋狂言会
後援:玉野市、玉野市教育委員会、山陽新聞社
助成:(公財)福武教育文化振興財団
◎ 狂言講座生募集中!
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1ヶ月に1,2回のペースで、玉野市文化会館にて練習しています。まずは、お気軽にご見学ください。
お問合せ:090-5260-9057(斉藤)
(指導)田賀屋夙生
(講座生)玉野しおさい狂言会
https://www.facebook.com/events/1660542857527395/
入場料:大人(大学生以上)/前売り1,000円、(当日1,500円)、
中人(高校生以下)/前売り、当日とも500円、小人(小学生以下)/無料
※ チケット取扱:玉野市文化会館、メルカカウンター、uz
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