
Sans quoi cinq vol.6 HOSOMI HIROKO細見博子
2016-06-11 (土)〜2016-07-05 (火)
開廊 10:00—17:00
休廊 4と8のつく日・水曜日
Sans quoi cinqは、個展とは違った切り口で、作家のあゆみ、作品の醸し出す空気感を感じていただければと思っています。
(下記内容は、細見博子のオフィシャルサイトから転載しました)
concept
「生命の系譜」
自然界に生きるものは、この世に生を受けてから成長するまでの過程で個々様々な変化を遂げてゆく。それらの中で気付き、目に付いたものや想像のなかで自分や自然との繋がりを起点に思いついたものを表現できたらと思う。そこには、ただ単に具象を表現するのではなく、自分だけの世界観の生命の系譜を表現していこうと思っています。
「日常の中の発見」
毎日の生活の中で何気なく目に付いたもの、偶然出会ったもの、気になるもの、それらをきっかけにし、頭の中で一つ一つ繋げていったり変化させたりして、時にはありえない姿を想像したりして造形に繋げていく。この想像力こそが最も重要であり、一番楽しい時間でもある。
「抽象の中の具象」
私の造形物のほとんどはリアルではない。自分では抽象的に作ったつもりであるものが多く、その物の中で、あるパーツだけよりリアルになることがある。それは強調、主張したい部分であり、また、技術を誇示したい部分でもある。また美しい部分も常に強調したい為、ある部分だけ不釣合いに大きくしたり、ガラスを使ってより誇張し、美しく表現したりする。それらのバランスこそが生まれてくる造形の重要なポイントである。
material
硬い金属のはずなのに優しい感じがする。それが私が扱う金属の特徴です。錫70%~80%、鉛10%、その他銅、アンチモン(antimony.)「粘土細工のように手でこねて作るんですか?」とよく聞かれる。思わずそう言ってしまうほど柔らかく、自由なフォルムを表現できる。その金属と吹きガラスの技法、ソリットワークで作ったガラスを組み合わせ、よりリアルで自由で個性豊かな形を表現できる。
細見博子
1967年大阪府生まれ。
大学卒業後、NYへ遊学。帰国後オリジナルブランド「Bamboo Magic」を設立。
東京、大阪の有名デパート、小売店にて販売。その後、オブジェ製作を加え個展活動、店舗空間デザインなど幅広く活躍する。
1998年、カルチエ全国10店舗の夏期ディスプレイ製作を機に、店舗照明、装飾など数多くの店舗に携わる。2003年、NYにて展覧会開催。以降、個展活動中心に全国を周り、数多くの作品を発表。今後も国内外問わず精力的に活動することを目標としている。
制作アトリエ
http://www.ants-group.com
アクセサリーその他、細見博子オリジナルブランド『Bamboo Magic』
http://www.bamboomagic.com
http://www.hirokohosomi.com/index.html
入場無料
Sans quoi:4と8のつく日・水曜日
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